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【連載22】品良く決めるプレッピースタイル

  • ファッション
  • 2010.06.24 (木)
  • 【連載22】品良く決めるプレッピースタイル

夏に向け用意しておきたいハーフパンツ。リラックス感あふれるスタイルにはうってつけ。リゾート地のアイテムと思われがちですが、着こなしをマスターすれば街中でもOKです。
 ポロシャツやワイシャツなどの襟物などと組み合わせ、上半身はきちんと感を出すのが神戸っぽさ。大人の遊び着として、さわやかでかつキメすぎない好感度スタイルを目指すなら、プレッピースタイルを研究することをおすすめします。
 
 プレッピーはいわばアイビーの弟分。ハーバードやイエールなどアメリカ東部の8大学は伝統ある校舎がアイビー(ツタ)で覆われていたことから、大学の連盟はアイビーリーグと呼ばれます。そのエリートの中のエリートである彼らのカレッジライフから生まれた質実剛健ファッションがアイビールック。それに対比して、大学進学のための予備校的な私立高校(プレパラトリースクール)に通うアメリカの良家子息そしてお金持ちのお坊ちゃんお嬢ちゃんをプレッピーと呼び、その服装をプレッピースタイルと称するようになりました。
 
 アイビールックの定番がボタンダウンのオックスフォード生地のシャツ、ノータックの細身のスラックス、三つボタンのJKなら、プレッピーのお約束は、ポロシャツやジーンズ、ブレザーなどです。1980年代後半に日本で流行した「渋カジ」はプレッピースタイルの影響を受けているそうで、例えば、紺のブレザーにポロシャツを合わせる、シャツをパンツの外に出す、素足に靴を履くなどなど、ラフな着崩しがそれです。プレッピースタイルはアイビーよりも若さがあり、きちんと感を基本にした微妙な着崩し加減がポイントです。
 
 少し先ですが、今秋のファッショントレンドは、大人のプレッピーの定番であるタータンチェック。シャツやスカートなどあらゆるアイテムとして登場しそうです。トレンドは変わってもスタイルは残る。プレッピースタイルもその典型です。
 
 神戸の女性は、そんなスタイルのある服を愛し、そこに自分なりの価値観でトレンドを取り入れ、今風にするのがとても上手。いいものを長く、古いものと新しいものを融合させながら、自分なりのファッションを楽しむというところが神戸スタイルの真骨頂。だから時を超えて愛される。同じスタイルに新しさを感じさせることができるおしゃれの流儀。それはセンス以外の何物でもないのでしょう。(高階 敏子)

 


当方KOBEDAYS高階敏子による神戸新聞夕刊-KOBE STYLE-おしゃれの流儀-(6月23日)に掲載された記事を転載しています。