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【連載17】カジュアルだからこそ上品な着こなしを

  • ファッション
  • 2010.02.22 (月)
  • 【連載17】カジュアルだからこそ上品な着こなしを

この春人気はダンガリーシャツです。デニムの一種の薄手素材。さわやかな着心地で耐久性があり、ジャブジャブ洗えるのも魅力です。
 
 デニムといえばジーンズ。アメリカの労働服からカジュアルファッションを楽しむ上で欠かすことができない定番です。デニムをはくと「行動的になれる」「自然体でいられる」などと聞いたことがありますが、ダメージ加工や傷などでさまざまな表情を楽しめます。デニムは着こなしに差が出るアイテム。デニムのボトムにデニムの上着という上下デニムスタイルは、ファッション的には考えもの。となると、デニムのブラウスが流行ると、ボトムはチノパンが流行ることが予想されます。
 
 デニムの着こなしは、その人の品格のようなものが表に出てきます。カジュアル一辺倒になりがちですが、ぜひ神戸スタイルとしてはエレガンスな着こなしをお勧めします。ではエレガントな立ち居振る舞いやエレガントな着こなしとは?
 
 難しく考える必要はありません。ファッションは自分が輝き自分のモチベーションをあげるために楽しむものであり、周囲に気を使い、接する人たちにも気持ちよく映るようにすることに注意するのが、私の考える神戸スタイルです。美しく見られたいからではなく、あくまで自分の立ち居振る舞いや着こなしが見苦しくならないような選択をするのが大事です。
 
 自分の個性的なおしゃれに夢中になって、他人に自分の姿がどう映るのか、考えてみるだけの余裕がなかったり、礼儀が欠けていたりするのは誰しもあります。そこで大切なのが、頼りになるアドバイザー。「こんな風に見られているよ」って、教えてくれる存在ですね。アドバイザーが自分の母親だったりするのは神戸ならでは。
 
 自分も周囲も楽しめるファッションというのは難しいですが、それこそが神戸スタイルの醍醐味(だいごみ)であり、エレガントな着こなしにつながると考えます。神戸スタイルはどの年齢でもエレガンスが土台にあります。単なる流行やトレンドではない生活スタイルからはぐくまれるもの。
 
 大切なのは、着ているその人がエレガンスかどうかってこと。「自分さえ楽しければいい」とは正反対なのが神戸スタイルでありエレガンスだと思います。(高階 敏子)

 

当方KOBEDAYS高階敏子による神戸新聞夕刊-KOBE STYLE-おしゃれの流儀-(2月17日)に掲載された記事を転載しています。