• トップ
  • 【連載3】シンプルで美しい白シャツの粋

【連載3】シンプルで美しい白シャツの粋

  • ファッション
  • 2009.07.06 (月)
  • 【連載3】シンプルで美しい白シャツの粋

レベルアップした着こなしで新しいファッションを先取り、といきたいところですが、景気後退で気分が沈みがち。そこで、限られたお金で賢くおしゃれを楽しむ「バジェットファッション」がひそかに浸透中です。バジェットとは「予算(案)」という意味です。
 原点回帰というわけでしょうか、今シーズンは白シャツが人気です。エルメスの春夏コレクションでもフォークロアなテイストにコーディネートした白シャツが目を引きました。パリやミラノのプレタブランドの店頭でも白シャツが目立っています。
暑くなるこれからの季節、白シャツは繰り返し使えるヘビーローテーションアイテムです。着こなす女性をキレイに見せてくれ、雨の日だって、気分が前向きになれそう。
 まずはパリッとした仕立てのいいシャツを厳選。それを余裕を持って無造作に着崩してみるのが粋。
 長袖をロールアップさせて手元を見せ、ボリュームのあるバングル(飾り輪)を三つ四つ重ねてみます。重かったり、バングルがぶつかってがちゃがちゃするのがNGという声もありますが、おしゃれを楽しむには時に犠牲はつきもの! 襟をたてれば、首が華奢(きゃしゃ)に見えて確実にセクシー度アップ。シンプル服には、やりすぎ寸前までの小物使いが今は面白いですよ。ジャストウエストでシャツの上からベルトを締めてるだけでも、装いが今年っぽくなります。
 メンズ仕立てのシャツは、ものによってメリハリがなく寸胴(ずんどう)に見えてしまいがち。そんなときは、細いラメのスカーフを巻いたり、ストールをぐるぐるっと無造作に巻いたりしては。上質の靴やバッグ、サングラスで華やかさをプラス。無難なアイテムから一歩進めてみましょう。
 一見、どれも同じような白シャツでも、ディテールやシルエットにこだわって、長く大事にできる一枚を見つけてほしい。エレガンスとはアイテムだけでは完成しません。自分が美しく見える着こなしをするのが、エレガンスと私は思います。
 ブランド品をどれだけ持っているかより、自分のスタイル精神(エスプリ)をしっかり持つことが、エレガンスの神髄であり、神戸スタイルではないかしら。
 かくいう私もまだまだ修行の身。年齢や体、メンタル面など考えながら、試行錯誤の毎日です。(高階 敏子)

 

(商品協力 エリオポール・アッシュポール)

当方KOBEDAYS高階敏子による神戸新聞夕刊-KOBE STYLE-おしゃれの流儀-(5月13日)に掲載された記事を転載しています.