【VOL.27】アーティスト kent FUNAYAMA さん

 

 

今回のゲストは、神戸在住のミュージシャン・Kent FUNAYAMAさん。
デザイナーやDJとしても活躍する、多彩な才能の持ち主です。11月9日に神戸ファッション美術館オルビスホールで行われた「エコフェス」にも登場。やわらかな歌声でじっくりと聴かせるアコースティックライブが好評を博しました。

 

 

★まずは、簡単にプロフィールを。

今は関西を中心に、アコースティックライブを年間30本ほどやっています。音楽活動が中心ですが、後はライブのフライヤーやポスターをデザインしたり、絵を描いたり、写真を撮ったり…。どれも僕にとっては“表現すること”で、明確な区別はつけてないんですけど。

 

 

★初めてギターを手にしたのは?

母の知り合いからエレキギターをもらったのが中3のとき。それから独学で練習しました。でもバンドをするわけでもなく、1人でこもって部屋で弾いてただけなんですけど。子どものころ、母親がビートルズとか竹内まりやとかよくかけていたこともあって、ずっと音楽は好きでよく聴いてましたね。

 

 

★音楽活動を始めたきっかけは?

10年くらい前、初めてクラブに遊びに行ったんですけど、そのときのDJが格好よくて。それに感銘を受けて、DJ活動を始めたのが最初です。そのDJが「NORTHERN BRIGTHT」というバンドの新井仁さん。その方がミュージシャンだったこともあって、自分も音楽を作り始めました。最初は、曲を作って友達に聴かせる…という趣味のようなものだったんですけど。そうこうしているうちに自主制作したCDをレコード屋さんで販売してもらえることになって。それが7~8年くらい前ですね。


 

 

 

★ライブ活動を始められたのは?

ちょうど2年前、その新井さんに一緒にライブしようと誘っていただいたのが最初です。新井さんもソロでは弾き語りをされるんですが、デモテープを気に入ってもらえて。東京、香川、広島、岡山と2人で回らせてもらいました。そこで土台ができて、その後1人でライブを始めるようになりました。新井さんは、僕が本格的にミュージシャンを始めたきっかけになった方ですね。

 

 

★ご自身の音楽はどんなものだと思っていますか。

アコースティックギターと声、というシンプルな構成ですけど、だからこそ聞く人に深いところで感じてもらえる音楽だと思っています。ライブを初めて聞いた方にCDを買っていただく機会がすごく多いですし、音楽に対してはいつも真剣に向き合っていたいと思っています。

 

 

★聴く人にどんな風に感じてほしいですか?

僕自身が常に悩んでいるので…、暗いとか、ネガティブというのではないですけど(笑)。強いメッセージがあるわけではなく、思いつめた中で生まれた音楽。悩んだり大変なのは自分だけじゃないんだ、とか、なんとなく安心したり、ほっとしてもらえたら…。聴いていると落ち着く…という感想はよくいただきますね。


 

 

★作曲はどういう感じでするんですか?

家でギター弾きながら作るんですけど、“突然できる”という感じですね。リラックスしているときや、考え事をしているときに。歌詞とメロディー、別々に作ろうと思うんですけど、同時にぽっとできることがほとんどですね。

 

 

★気持ちをストレートに歌に反映させますか?

そうですね、結構ストレートに作っています。直球です。例えば、夜が眠れなくて困ったとか(笑)、あとまあラブソングが多いとは言われますけど…、ラブソングというと、ちょっとこっぱずかしいんですけど。自分の経験を反映させることも、ままあります。

 

 

★ほかにインスピレーションはどこから?

例えば景色を見ても、本能的にぐっときたりすることありますよね。何かを思い出したり、感傷的になったり…。そういった意味では、インスピレーションは常に感じています。雑誌の風景写真でも、建物と空とのバランスや色に刺激を受けたり。常にアンテナを張っている、といえば当たり前かもしれませんが。でも本当は単純に、好きなだけ。想像や空想が好きだから、そういった風にずっと考えられるんだと思います。

 

 

★最近発表されたアルバムなどは?

去年は8曲入りの「The Boy With Blue Cloth」、今年1月には12曲入りの「まぶた」を自主制作しました。8月には、ナオシマレコードというレーベルのコンピレーションアルバムに島津田四郎さんとのユニットで参加しました。最初は2人でDJクラブミュージックを軸にラップをして、歌を作って、ネットで公開しよう、というノリだったんですけど。もちろん真剣にはやってますが。それを気に入ってもらえてリリースすることになったんです。


 

 

★ライブはどこでされていますか?

神戸では「モダナークファームカフェ」で2回しました。関西で一番多いのは友人に紹介してもらった西宮の「カフェ・ル・シエル」。後は大阪とか。新井仁さんとは今年も夏にツアーをしまして大阪から広島、四国のほうへ回りました。

 

 

★経験を重ねることで何か変わりましたか。

いろんなお客さんと出会えて、感想をいただくことが自信にもなるし、それが曲づくりにも反映されて、自分の中ではどんどん良くなっていると感じますね。ライブではお客さんにエネルギーをもらってます。


 

 

 

★今回「エコフェス」に参加されて、いかがでしたか。

ホールは初めてで、緊張しました。普段、ライブMCはほんと苦手で、会場でもクスクス笑いが起きるんですけど(笑)。今回はお客さんも多くて…。参加させてもらって本当に嬉しかったし、貴重な体験ができました。音楽やっててよかったなと思えるステージでしたね。

 

 

★その体験で得たものは?

大きなステージで落ち着いて自分の歌をしっかり歌えた、というのは自信になったし、拍手が大きいんですよね。僕の中で次へのスタートを切る、大事な一日になったと思ってます。感謝の気持ちでいっぱいです。


 

 

★インフォメーション★

ライブ●11月22日(土)18時~、大阪・雲州堂でのライブ「sora umi blue」に高松のカフェ「umie」で出会った仲間と登場。青い空に浮かんでいるような、ゆったりしたひとときをどうぞ!
詳しくはhttp://usugirider.exblog.jp/9443850/

 

<12月の予定>

12/20(土) 京都weller's club(京都)
12/23(火・祝) umie(高松)
12/30(火) Cafe-Le-Ciel(西宮)
CD販売●神戸ファッション美術館3階ミュージアムギャラリーで視聴&購入できます。
Kentさんのサイトでも通信販売OK。

ホームページhttp://kentfunayama.com/
ブログ「USUGI rider」 http://usugirider.exblog.jp/

 

 

>>>続く
11/26も引き続き、アーティスト kent FUNAYAMAさんのインタビューをお届けします。

 


 

 

インタビューブレイク

“肌なじみのいい音楽”と言いたいような、Kentさんの曲。体にすーっと入り込んでくるような、不思議な感覚です。日常的にかけるBGMとしてもピッタリ! インタビューでも、歌のとおりの誠実でピュアなお人柄が感じられました。

 

取材日:2008年11月10日

市内在住ライター。暮らしの中で接するあらゆる人の話に、ひっそりと息づく小さな真理。そんな“人生の知恵”に励まされ、癒される毎日です。
インタビュアー:中山 純子