【VOL.22】Jazz Band「CHO Sister Brothers☆Pianica Soul Beat!」のTommy張智仁さん

 

Jazz Band「CHO Sister Brothers☆Pianica Soul Beat!」のリーダーで、ピアニカ奏者のTommy張智仁さんにインタビューです!

「CHO Sister Brothers☆Pianica Soul Beat!」はピアニカ(鍵盤ハーモニカ)にスポットを当てた日本初のニュースタイルジャズバンド。2007年、3月ノラ・ジョーンズなど数多くのミュージシャンを世界に送りだした世界三大音楽祭の一つで、全米最大音楽祭『South×South.west2007』(アメリカ/オースティン)の激戦と言われるオーディションを見事勝ち抜き出演、また同年6月にはフランスツアーを行い、ヨーロッパ随一の音楽芸術祭「アヌシー音楽祭」に招待され、日本人アーティストとして初出場を決める。同時にモンブランTV出演、ラジオ新聞に取り上げられる等、海外においてもエスニックJAZZとして今注目を集めているバンドです!!

 

 

★バンドの結成はいつ?

バンドのメンバーは5人(ドラム:村尾Ko-Ji、トランペット:伊川Yo-hei、キーボード:Chie CHO、サックス&フルート:住本Erry)なのですが、この5人でのスタイルになったのは昨年の11月です。最初は、ドラム、キーボード、ピアニカとシンプルなトリオ編成でスタートしました。サウンドの骨組みが固まってから2人が加わり今のクインテットの形になりました。

 

 

★音楽を初めたのはいつから?

ピアノをしていた姉の影響で、「お姉ちゃんだけ楽しそう!僕も弾いてみたい!」と母に頼み、4歳の時からピアノを始め、高校まで習っていました。中学に入ってからは、ピアノを続けながら、吹奏楽部に入りトランペットを始めました。


 

 

―書道家で「漢詩」のスペシャリストだった父

音楽に興味弾かれる様になったのは、父からの影響もあったと思います。

 

僕の父は中国人で、(ちなみに母はチャキチャキの江戸っ子で私は両文化の狭間で育ちました)老子の「大学」や孔子の「論語」など中国哲学を専門とした書道家として来日しました。

 

生前父から、「目に映る物が全てでは無く、形となって現れる以前のコアな部分にこそ目を向けなさい」と小さい頃からよく聞かされていました。その事が私にとって目には映らないけど確かに在る音楽を仕事として選択するきっかけとなったんでしょうね。

 

 

―音楽が大好きな一方で

絵を描いたり物語を作ったりする事も凄く好きだったんです。中学時代は「漫画家になりたい!」と思っていた時期もあって、学級新聞に連載漫画を書いたりもしていました。やがて音楽と映像(絵)に興味を持ったその頃に見たスピルバーグの映画に感銘を受け「アメリカへ行って映像の仕事がしたい!」と言って母親を困らせましたね(笑)
その時流れていたジョン・ウィリアムスのオーケストラを聴いた時に、物語りと見事に共存している音楽に気付き「トランペットでボストンポップスオーケストラに入る」という夢を持ち熱くなっていた時もありました(笑)

 

 

―音楽の道か、美術の道か。

大学進学のときに、音楽系の道に進むのか、美術系の道に進むのか、迷いましたね。絵も音楽もどっちも大好きだったから。で、じっくり考えてみたんです。
365日のうち、5日ぐらいは、絵を描かない日はあるけど、音楽を聴かない日は1日もないかぁと、それで「音楽の方が長く付き合っていけるかもしれないな」という答えに行きつき、音楽大学に進学する事にしました。

 

 

★ピアニカに出会うまでは、トランペットとピアノで活動を?

はい。大学在学中に空間に自由に描くようなJAZZの魅力にハマり、その頃からトランペッターとしての活動始めたのと併せて、編曲・作曲の仕事もしていました。編曲・作曲で自分の作品を残す時には、単音で出るトランペットよりも、オーケストラの様にハーモニーがでるピアノの方が思い描く音をイメージしやすい、と思いました。また物心ついた時から弾いていたピアノが僕のスキル感とピッタリ来ちゃったんです。でも、僕は今でも勿論トランペットは大好きで愛して止まないんです!一日の始まりは先ずトランペットの練習から。トランペットでロングトーンをすることで、呼吸が整い精神が集中してくる、初心に帰るのに一番いい楽器だと思います。


 

 

★ピアニカとの出会いは?

今から6年程前になります。演奏を終え駅から歩いて帰って来る道中に、捨てられているピアニカが目に止ったんです。ちょうどその日は粗大ゴミの日で。一旦は通りすぎようとしたのですが、ふっと「小さい頃弾いたな・・・」と気になって引き返しました。吹く人さえいればまだまだ現役の楽器として存在出来るかもしれないのに、何時しか忘れ去られ、必要とされなくなると廃棄される…何だかかわいそうになってしまって(笑)そのピアニカを拾い上げて家に持ち帰ったんです。世間でもピアニカは「子供が弾く楽器」だと思われがちですし、自分も大人になってからは頭に無かったんですが、磨いてあげて試しに吹いてみたら、どこか懐かしい、哀愁のある音がしたんです。その音を聞いて、「自分の音楽シーンの中で「このピアニカにもう一度命を与えられるんじゃないか」と思ったんです。そして、ちょうどその頃、姉とライブをしようと言う話しがあって。二人ともピアノを弾くつもりだったんですが、僕はかねてからやってみたいと思っていたピアニカで演奏する事にしたんです。これが、「CHO Sister Brothers☆Pianica Soul Beat!」の始まりになった訳です。

 

 

―両方の良さをもった楽器「ピアニカ」

ピアニカは、息や舌を使ってコントロール出来ると言う点はトランペットと全く同じ。
トランペットをしている私にとってその同じ奏法を活かして、且つ鍵盤なので和音、ハーモニーが出せる。これはトランペットの表現とピアノの表現の、両方を兼ね備えている楽器で、僕の中であまりにも「ピタリ」ときてしまいました。「出合った!!」という感じですね。小学校の頃に授業で弾いたことがあるくらいでしたし、大学でクラシックを専門に勉強していた頃は、自分がまさかピアニカをやるなんて予想だにしていなかったですけどね(笑)


★「CHO Sister Brothers☆Pianica Soul Beat!」のHPはコチラ

★張智仁さんのHPはコチラ

 

>>続く
次回も引き続き、Jazz Band「CHO Sister Brothers☆Pianica Soul Beat!」の
Tommy張智仁さんの
インタビューをお届けします。

 


 

インタビューを終えて

真っ赤なピアニカを片手に颯爽と現われた張さん。とても丁寧に、穏やかにお話しして下さいました。知的な雰囲気漂う男性です。神戸ファッションウィークの時にライブをされた、トアロードにあるカフェ、「あげは」で取材させて頂きました。

 

取材日:2007年11月14日

様々な分野で活躍する神戸の方にインタビューします! 仕事の事から、人生観、ファションについて等々 「輝く人」の秘密を探ります!
インタビュアー:タカダ サキラ